Works　3　Triplet

Concept

　

提案は、3つの主旨を基として構想されている。

1.形象が語りすぎず単純な構成でありながら多様な様相を内包する住居

2.ヴォリュームを強調しない接地性の高い住居

3.生活に庭が積極的に取り込まれ､その恵みを享受できる住居

　

＜３つのゾーン＞

敷地は、単純に３等分される。隣地に接するゾーンを庭とし、２つの庭の間のゾーンを居住部分とする。

このゾーニングは、やや細長いプロポーションを持つこの敷地において先述の３つの主旨を最も効果的に具現するものとして選択された。２つの庭は、２層からなる居住部分の性格と連動しつつそれぞれ特色ある様相が付与され異なるレベルに配されている。(Fig1)

＜３つの境界素＞

庭と居住部をへだてる境界は、３つの境界素からなる。それぞれの境界素は、光のコントロール、機能、材料、開閉方式が異なり、開閉による様々な組み合わせによって、多様な境界が、構成される.(Fig2)

境界素１・・殻・・光の拡散・・ 侵入者、風雨などによる飛来物からの保護・・木製ルーバー・・・・・横軸回転

境界素２・・皮・・光の透過・・ 防水、遮音、断熱・・・・・透明フロートガラス入りスチールサッシュ・・引き違い

境界素３・・膜・・光の浸透・・ 視線からの保護、および間仕切り・・・・ 障子・・・・・・・・・・・・・・・・・引き違い

Plan 　　　　　　　　　　　　　　　　　

Elevation And Section

Perspective

Data 　　　　 　 　　　　　　　　

The Architecture of Hiroshi Kawahito/ 川人　洋志の建築

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